禅語「松風颯々聲」
しょうふうさつさつのこえ
昨日の東京は久しぶりに晴天の日曜日でしたね。皆様は如何お過ごしでしたでしょうか?
私は木漏れ日と颯々の声を楽しみながら束の間お散歩を楽しみました。
颯々の声とは、風のさっと吹く様、その音という意味がありますが
禅語の
松風颯々聲 (しょうふうさつさつのこえ)
松原に吹く風の音に、心静かに耳を澄ますと、身も心も松風に包まれ、時をも忘れて、清々しく穏やかな境地にいたる。
という語句から、私はこの言葉の意味を知りました。
こうして禅の教えである禅語を心に留めているとそれまでなんでもなかった風の音が、素敵な声に聴こえてきて、身体中を爽やかに駆け巡り心をクレンズしてくれる様に感じてくるものです。
わざわざ松原に行かなくとも、都会の中の公園やお散歩道でも、木々がさらさらと風になびく素敵な声に出逢える事がありますよ。
そして、日差しが目映い日には、緑も輝き、木漏れ日はアートを創り、天を見ても地を見ても飽きる事がありません。
心潤う自由な時間に感謝です。
○今日の禅語○
松風颯々聲 (しょうふうさつさつのこえ)
松原に吹く風の音に、心静かに耳を澄ますと、身も心も松風に包まれ、時をも忘れて、清々しく穏やかな境地にいたる。
このブログでは、こうした私の好きな禅の教えを短い語句にした禅語をシェアさせて頂きたいと思います。
一時でも雑事を忘れ、心がスッと軽くなったり、悩んでも仕方ない事を悩まなくなったり、今ある幸せを再確認したりと、様々な効用があると思いますので、もしもピンとくるものがありましたら、皆様もお心に留めてみて下さいね。
それでは
今日も当ブログにお立ち寄り頂き有難うございました。
一日も早くコロナ禍が終息します様に。
引き続きお健やかにお過ごし下さいませ。