暑くも寒くもなく、鰯雲に秋の風情を感じる良き日に鎌倉を散策して参りました。
まず北鎌倉 円覚寺へ参りました。
鎌倉時代後半の弘安5年(1282)、ときの執権北条時宗が中国・宋より招いた無学祖元禅師により、円覚寺は開山されました。開基である時宗公は18歳で執権職につき、無学祖元禅師を師として深く禅宗に帰依されていました。国家の鎮護、禅を弘めたいという願い、そして蒙古襲来による殉死者を、敵味方の区別なく平等に弔うため、円覚寺の建立を発願されました。
円覚寺HPより
禅語をほぼ毎朝読み心に留めて暮らしている私にとって、関東禅会の中心である「心の寺」円覚寺は、背景に広がる自然と華美ではない厳かな美しさが素敵過ぎて歴史ある仏殿に心ときめき1日いたくなる大本山でした。
管長、横田南嶺老師は、私の大好きな坂本真民先生を高校生の時にファンになられたとの事。円覚寺の掲示板にはその詩が掲示されていて更にズキュン。
管長のYouTubeがありましたので拝聴しましたらよく通られるお声!これから拝聴しつくしたいと思います。楽しみです~( ´͈ ᵕ `͈ )♡
円覚寺ホームページはこちらです⇒https://www.engakuji.or.jp/
横田南嶺老師のページはこちらです⇒☆
YouTubeチャンネルはこちらです⇒臨済宗大本山円覚寺チャンネル
●私が特に感銘した境内の見所
○三門(山間)
三門は三解脱さんげだつ(空くう・無相むそう・無願むがん))を象徴するといわれ、諸々の煩悩を取り払って涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされています。円覚寺HPより
(お写真HPよりお借りしました)
○仏殿ぶつでん
仏殿は、円覚寺のご本尊が祀られている建物です。大正12年(1923)の関東大震災で倒壊しましたが、昭和39年(1964)に再建されました。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物です。開山毎歳忌かいさんまいさいき、達磨忌だるまき、臨済忌りんざいき、祝聖しゅくしんなどの行事や毎朝の暁天坐禅ぎょうてんざぜんが、ここで行われています。円覚寺HPより
天井の「白龍図」が圧巻でした♡
○方丈
本来は住職が居住する建物を方丈とよびますが、現在は各種法要の他、坐禅会や説教会、夏期講座等の講演会や秋の宝物風入など、多目的に使われています。
円覚寺HPより
柏槇(ビャクシン)の古木と
美しい庭園に心安らぎました。こちら方丈では写経体験も出来ます。
○弁天堂
江ノ島弁財天の加護によって洪鐘の鋳造が完成したと伝えられ、その弁財天を祀るお堂です。北条貞時が洪鐘とあわせて弁天堂を建立し、当山の鎮守としました。円覚寺HPより
最近、弁財天様が気になり江ノ島にも参りましたのでこちらでもお参り出来て良かったです。弁天堂に伺うには急な階段を登りますが、お茶屋さんがありますので一息つく事も出来ます。
○洪鐘 (おおがね)
関東で最も大きい洪鐘(高さ259.5cm)で、国宝に指定されています。円覚寺の開基である北条時宗の子である貞時が正安3年(1301)、国家安泰を祈願して寄進したものです。
円覚寺HPより
弁天堂の横にあります。
この洪鐘には伝説があるそうですので掲示板を是非ご覧下さいね。
時間の都合上少し急いで廻りましたが、円覚寺に誘ってくれた友人が
美味しいおにぎりを作ってきてくれたので境内で頂きました。
そのおにぎりの美味しかったこと!清々しい空気と相まって頬っぺたが落っこちそうになりました。
素敵な友人と秋のお花や松の枝振り古木にも癒され至福の一時でした。感謝。
(お写真HPからお借りしました)
11月下旬は、紅葉が美しいそうです。
境内の三門近くには、ベンチもありますから、もし宜しければ、ゆるりとお時間をお取りになり、お茶等召し上がって禅の教えに心馳せてみられては如何でしょうか。
所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内409
アクセス:JR北鎌倉駅 徒歩3分 東口からすぐでした。円覚寺HP
https://www.engakuji.or.jp/・品川駅~北鎌倉駅 アクセス一例
品川駅出発 JR横須賀線逗子行き▶️10駅49分乗車▶️北鎌倉駅到着
※東京駅からも同じくJR横須賀線逗子行き▶️11駅55分乗車▶️北鎌倉駅到着
それでは
お読み頂き有難うございました。
鎌倉へ大人の遠足の様子は、①②③とアップさせて頂きたいと思います。
もし宜しければ鎌倉散策のご参考にして頂けましたら幸いです。
引き続きお気をつけて皆様もどうぞ良いお時間をお過ごし下さいませ。